米国から日本へのペット持込-検疫+フライト雑感 (長文駄文御免)

忘れないために早く記事にしてしまおうと思いつつ、


なかなかアップできませんでしたが、


3月が終わるまでに何とかしようと、重い腰を上げました。


ここでは、毎年の「狂犬病注射」と二年毎の「狂犬病抗体価証明書取得」のための手続きは省略し、飛行機にペットと共に搭乗する際に必要な手続き及び日本の空港検疫事務所とのやりとりについて書きたいと思います。



成田空港検疫所とのやりとり

まず、フライトの予約を電話にて行い、フライトの約40日前に、自分が降り立つ成田空港検疫事務所に電話をかけました(あらかじめ、検疫のウェブサイトを確認し、自分の理解が正しいかどうかを確認しました。)


私は(NACCS)という電子処理システムを使いましたが、このシステムを使わずに、書類(紙面)での手続きも可能なようです。


NACCS利用のための「利用者ID」を取得後、ペット輸入に必要な情報をウェブ上で記入し提出。

数日後に、成田空港検疫事務所(私の場合は、成田空港第一ターミナル事務所)から、Eメールが届きました。

このメールの主旨は、(1)到着する動物の輸入に関する届出受理が完了したこと、(2)届出受理書を印刷するようにという指示、(3)到着時に必要な書類のお知らせでした。


(3)については以下のメッセージが添えられていました。
(a)届出受理書:航空会社へも搭載時に提示する必要があります
(b) NACCSユーザID及びパスワードのメモ:到着時に申請内容を訂正していただく場合があります
(c)狂犬病抗体検査証明書原本(指定検査機関発行のもの)
(d)全ての処置を確認できる証明書原本(輸出国政府機関発行のもの):Form A、Form C1/3、2/3、3/3を推奨



修正が必要な際は、検疫係官からメールにて随時指示が来ます。

交代勤務のためか、担当係官という制度はなく、メールへの回答はいつも違う係官からでした。

私の場合は、搭乗機の変更、狂犬病予防接種の種類(活性化・不活性化の区別)の訂正、搭乗2週間前に三種混合の予防接種を追加したため、NACCS上で複数回の修正を行いました。



カンザス州USDA-APHISとのやりとり

成田空港検疫事務所とのやりとりと並行して、12月の始めに、カンザス州の動物検疫事務所(USDA-APHIS:United States Department of Agriculture-Animal and Plant Health Inspection Service)の担当者(獣医)にも連絡を取りました。


カンザス州固有のものなのかどうかわかりませんが、非常に面白かったのは、ここのUSDA-APHISは、必要書類(Form AとForm C)のレヴュー(事前確認)は、申請者本人(ペットの飼い主)が利用している「かかりつけの獣医師」を通して行うことでした。

搭乗直前での書類の不備を避けることが主たる目的のようですが、正直驚きました。

というのも、かかりつけの獣医師の仕事は必要書類の予防接種欄の確認・署名だけで、書類作成の全責任はペットの飼い主にあるからです。

加えて、USDA-APHISには、NACCS経由で日本の空港検疫事務所に提出した書類も提出するようにと言われ、「かかりつけ獣医師」経由でUSDA-APHISに提出しました(いろんな猫ブログを見てきましたが、そんなことを言われたという記述を見たことがありません。しかも、様式は日本語メイン、英語がサブなのです)。



USDA-APHISおよび成田空港検疫所に提出した書類に不備がいくつかあったので、結果的にはUSDA-APHISによる念入りなチェックは功を奏したのですが、成田空港の検疫事務所からも「そのような方法は(かかりつけの獣医を間に挟む方法)は聞いたことがありませんね…」と言われました。

日本人も舌を巻くほど細かかったカンザスUSDA-APHIS。成田空港検疫係官が見逃した不備も見つけましたよ(狂犬病ワクチンの活性化/不活性化の区別)。

自分自身の書類作成の甘さも反省です。

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狂犬病予防接種の種類の確認

日本へのペット持込にあたって、現在は活性化(CPV) 狂犬病ワクチンの接種が認められていますが、コネチカット在住当時は活性化ワクチンが承認されていない時期がありました。

コネチカットでお世話になったCats Limited Clinicでは、毎回「不活性化(Inactive/ Killed)ワクチンの接種をお願いします」と念押ししていましたが、発行された証明書には「活性化(CPV)」と書かれてしまい(CPVがデフォルトのため、印刷時にそのまま通過したそうです)、このことが、USDA-APHIS及びカンザスでのかかりつけ獣医師の手を煩わせました。



コネチカットで受けた狂犬病のワクチンがCPVかKilledかを確認するために、ちーこの飼い主サイドからは、(1)成田検疫事務所、(2)コネチカットのCats Limited Clinic及び(3)カンザスでの「かかりつけの獣医師」(Cats Clinic of Lawrence)と電話とメールでやりとりをし、

かかりつけの獣医師サイドからは、(1)USDA-APHISからの不備の指摘を受けて、(2)ワクチン番号から不活性化ワクチンの確認作業を行うなど、搭乗直前に、複雑極まりない書類の修正プロセスを余儀なくされました。

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カンザス州USDA-APHISとの面接

カンザスでの「かかりつけの獣医師」にとっても、このような手続きは始めてだったようで、かなりの時間を割いて作業を進めてくれました(最後に50ドルを支払いました)。

火曜日に「かかりつけの獣医師」に最終様式を手渡した後、「ああ、どうなることやら…今週中に終わるのかしらん」と心配していましたが、「かかりつけの獣医師」から、金曜日の午前9時に「USDA-APHISからようやくエンドースメントの手続きに移行できるという電話連絡が入った」と知らされました。

その電話を受けてすぐ、USDA-APHISとの面接予約を取り(金曜日の午後1時)、その後、最新の書類を受け取るために「かかりつけの獣医師」を訪れ(午前10時半)、一旦帰宅した後、Google Mapを印刷し、隣町まで車を1時間ほど走らせ(街中で道を間違う)、何とか面接時間に間に合いました。厳重にロックされたオフィスには通してもらえず、フロントのソファで30分ほど待って、問題なくエンドースメントを取ることができました。


カンザス州USDA-APHISの担当者は、ヒスパニック系の女性獣医師でした。彼女、ちょっと面白かったです。

書類の不備に関してはあんなに細かかったのに、手数料120ドルを払ったはずが、受け取った書類には38ドルの文字。こちらが質問するまで気付かないという茶目っ気を披露し、また、申請者の書類をコピーする際に一部を破損する(狂犬病抗体価証明書)など、細かいのか大雑把なのか、よくわからない人でした。

それにしてもカンザス州、本当に不思議な州です。


このようなプロセスを経て、2014年1月23日(金)、フライトのおよそ1週間前に米国政府の承認が必要な検疫書類が整いました。

USDA-APHISとの面接はフライトの48時間前が良いとの注意書きが検疫書類(Form C 3/3)にありますが、成田空港検疫所に問い合わせたところ、1週間以上前でも問題ないと言われましたので、そのような手順を踏みました。

結論から言うと、数日前ではなく、1週間前で良かったと思いました。



ペットの健康診断書(米国内での引越し・旅行)

念のため、「かかりつけの獣医師」が、カンザス州発行の健康診断書も発行してくれましたが(50ドル)(米国内で州をまたいでペットを移動させる時に、航空会社から要求されることがあるらしいです)、必要ありませんでした。
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カンザスシティ空港:デルタ航空フロントの対応

ここからは、カンザスシティ空港での搭乗手続きについて書きます。

離陸の2時間半前に空港ロビーに到着しましたが、「特別サービスを必要とする人」の窓口に回され、長い間待たされました(フロリダ方面行きのフライトがキャンセルになったことも影響していたそうです)。

自分の番が来てからも、ちーこの証明書をチェックしたり、荷物をチェックしたり、と20分以上かかったと思います。

因みに、ちーこを客室に持ち込みましたが、手荷物扱いで200ドル支払いました(電話での予約時に、空港で払うようにと指示されました)。

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デルタ航空のシルバーメダリオンというステータスを持っていたので、預け入れの荷物は、2個までが無料でしたが、3個目のダンボール(ちーこの餌、砂、食器、おもちゃ、薬)からは200ドルが必要でした。

当初、ちーこのトイレもダンボールに入れるつもりでしたが、トイレのサイズが箱よりも大きく入らなかったため、別に梱包したところ、4個目扱いで200ドルと言われ、放棄することに決めました。

ところが、空港まで車で送ってくれた台湾人の友人が、機転をきかし、TSA(搭乗口に向かう途中での身体及び荷物検査セクション)にかけあってくれ、問題なしでセキュリティを通過しました。




TSAとペットの検査

「首輪も引き綱もない性格の粗い猫がキャリーに入っているので、密室で検査をしてほしい」と係官にお願いしたところ、まずは、キャリー以外の全ての荷物をスキャンにかけるように指示されました。

ちーこの入ったキャリーは、ぽつーんとフロアに置きざり。

私自身は、ちーこを残したまま、身体検査の機械を通過するように指示されました。

その後、どうなるのかと不安に思っていたら、荷物全て(ちーこ&キャリーを含む)を女性係官が持ち、四方を半透明の白い壁で囲まれた2畳半位のブースに通されました。

猫好きの係官が、「キャリーを開けて、猫を抱っこして!」と指令を出したので、ちーこをスムーズに捕まえるためにブランケットを掴もうとしましたが、「何も使ってはいけません!」と言われ、溜息をつきながら、ちーこが入っているキャリーのファスナーを開け、ちーこをがっちり抱きかかえました。

ちーこ、初めての場所では何が起こっているのかわからないらしく、きょとんとしている間に、別の係官によるキャリーの検査が終了し、その後何の問題もなく、ちーこをキャリーに戻すことが出来ました。

なんでも、私に「ネコを出せ」と指示を出した女性係官は猫を飼っているらしく、何事もおこらず済んだので、とてもうれしそうでした。

このゲート通過が、今回の搭乗の最難関だと思っていましたので、あっけない幕切れに、飼い主、拍子抜けしてしまいました。

ちーこ、逃走もせず、乗客や空港職員に噛み付くこともなく、本当に良かったです。

搭乗口で飛行機を待っている間も、黒人のお姉さんに「猫が入っているなんてわからない位、静かね。」と言われ、気を良くした飼い主。

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カンザスシティ空港:デルタ航空ゲートでのスタッフの対応

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搭乗が始まるやいなや、悪夢が訪れました。

デルタ航空のグランドホステスが、「あなたは荷物が多すぎる!」と言うのです。

他のお客さんが次々とスルーしていく中、延々と待たされ、そして「もっと端で待ちなさい!他のお客さんが通れないじゃないの!」と散々文句を言われました。

私にしてみたら、「できるだけ端で待っているけれど、荷物が多いのだから、そんなこと無理でしょう…」という気持ちでした。

また、当初超過荷物に対して、「25ドルを払え」と言われ、現金を渡そうとしたら、「現金は受け付けない!」の一点張り。

こちらにしてみれば、完全帰国なので、クレジットカードの使用は控えたかったのです。

フロントデスクでは現金OKだったのに、なぜゲート前では現金は駄目なのか、理解に苦しみました。

その後、随分と待たされ(あちこちに電話をかけていた模様)、最終的には「あなた、窓口で既に3個の荷物を預けているんでしょう?荷物が多すぎるのよ。客室に持ち込みたいのなら、600ドルかかります。ところで、この黒い荷物は何なの?」と詰問されました。

ちーこの飼い主、ここで激高(切れキャラ?)。

「こちらも、正当な搭乗手続きを踏んでいるのよ。

猫と一緒に日本に引っ越すんです。

荷物が多いのは当然でしょう?

この荷物の一つは猫ですよ。

この子のために200ドル払って搭乗しています。

この大きな荷物は、猫のトイレです!

彼女には使い慣れたトイレが必要なの。

日本にはこのサイズはないんです。

一体何が問題なんですか?

TSAでは問題なく通りましたよ。

で、どうしろというんですか?」


その後、グランドホステス二人は、「へ?」という顔になり、返答がありません。

疲れと緊張から、もうどうでも良くなり、

「もういいです。ステテクダサイ!!!!ここに置いておきますから!」

と捨て台詞を残して機内に向かいました。

後日、送られてきたE-surveyでこの件を報告しておきました。


激怒の飼い主でしたが、ミネアポリス行きのフライトでは、


ゆったりとした座席(エコノミー)の二つ隣の席には大柄のおじさんがすわっていました。

「猫と搭乗しています。すみません。」と言うと、「自分も黒猫を飼っているんだ。もう10歳だよー。」と写真を見せてくれました。

ちーこのキャリーを座席下に置いたところ、ちーこは進行方向に向かって座りました。

黒いオチリしか見えませんでしたが、本猫至って良い子でした。

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絶叫することもなく(空港までの車内と最初の窓口に辿りつくまで、鳴き通しだったので、疲れたのでしょう。加えて酔い止めが効いた模様です。)、嘔吐、排泄もなく、びっくりするほどお利口でした。



ミネアポリス・セントポール空港:待合で一休み

1月31日当日は、カンザスでは午前6時過ぎから雪が舞っていましたので、経由地の極寒ミネアポリスは大丈夫だろうかと心配していましたが、予定時刻に離発着し、ほっとしました。

ミネアポリスでは約2時間ほど待ち時間がありました。

待合室の両隣に座った白人のアメリカ人の夫婦二組も、「え、この中に猫がいるの?静かねー。うちの猫では考えられないわ!」と言われ、飼い主の方が驚く始末。

キャリーの入り口を少しだけ開けると、脱走することもなく、周りをチラチラと見て、口につけた水を数滴飲んだちーこ。
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今度は、国際線の機上の猫となりました。

ちーこトイレは捨てたので、やや身軽な搭乗となりました(笑)。



国際線フライト:ミネアポリスから成田へ

国際線ではエコノミークラスの中でも足元のスペースが広い席(エコノミーコンフォート)を選んだら、同列の搭乗者との間の席が空いており、ホッとしました。

このフライトでは、ちーこは私の方を向いて座っていました。
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国内線と同様、ちーこは絶叫もせず、嘔吐や排泄もなく、「出せ出せ」攻撃もなく、とってもお利口さんでした。

飼い主は、引越し疲れで爆睡。

夕食、朝食とも、ちーこに申し訳ないと思いつつ、食べてしまいました(泣)(スナックはパスしました!)。

長い国際線フライトを終え、成田空港へ到着。

最後のお客が通り過ぎるのを待って、ちーこをキャリーごと肩からぶら下げて(ズッシリ重い)、前のめりでバッゲジクレームへ。

スーツケース2個、ダンボール1個、ちーこキャリー、バックパックをカートに積んで、成田空港検疫事務所(バゲッジクレームのすぐそば)に直行しました。



成田空港での検疫

検疫事務所では、物静かな女性スタッフ二人が対応してくれました。

メインで担当してくださった方は、メールでもやりとりした人でした。

カウンターでオリジナルの書類を見せ、その足で、隣の密室に移動し、ちーこキャリーのファスナーを開けました。

ちーこの頭部が見えるまでファスナーを開き、大型のマイクロチップリーダーで本猫のIDを確認しました。

かかった時間は10秒くらい。

これまた「え?」と思うくらい、あっけなく終わりました。

通常の動物病院では、鎮静剤かお気に入りのブランケットでちーこの頭部を隠さなければ、マイクロチップの読み取りは不可能なのに…。

本当に驚きました。その後、「ORIGINAL」というスタンプを届出受理書に押してもらい、サブの検疫官にエスコートされて、イミグレーションを通過しました。



ちーこ、ペットインロイヤル成田エアポートで宿泊する

この後、降り立った成田空港第一ターミナルから、第二ターミナル駐車場にある「ペットインロイヤル成田エアポート)」へ移動しました。

荷物の内、二つは第一ターミナルのクロネコヤマトから実家に配達をお願いしましたが、それでもまだ大型の荷物がカートに山積み。

無料の移動手段はバスのみ、しかもカートは使用不可だったので、異常に大変でした。

汗びっしょりになりながら、あっちこっちを徘徊し、何とか無事にペットホテルに辿りつき、ちーこを預けました。

イオン系のペットホテルのようで、小綺麗でした。

飼い主はフロント対応だけで、中に入れてもらえませんでした。

スタッフと一緒にちーこの年齢、持病、予防接種証明書、誓約書、などをチェックし、

その後、ちーこは、スタッフの人と一緒に消えて行きました。

やはり長旅の疲れや、初めての場所で一人ぼっちだったことが影響しているのか、

ペットホテル内では、ドライフードには手をつけず、ウェットフードを半分だけ食べたそうです。

ちーこは、結局ここでも排泄をせず、カンザスのアパートを出発してから50時間程、排泄なしでした。

実家に到着した夜に、ようやくおしっこが出ました。

この後、私はリッチモンドホテル成田へシャトルバスで移動。

大き目の部屋とベッドでゆっくり過ごしました。


(蛇足 1)移動バスの中で、ハワイから来たという黒人のお兄ちゃんに出くわしました。これから沖縄まで移動らしいのですが、米軍の医療班らしく、大量の荷物。なんでもハワイの空港で、祖父からもらった刀を携行していたため、問題となったらしく、泣く泣く刀を捨ててようやく日本に辿り着いたとのこと。話としては面白かったけど、なんでそんなものを持ち込もうとしたんでしょうね。うーん、ようわからん。


(蛇足 2)リッチモンドホテル成田付近の「きみ良」というお蕎麦屋さんで天ぷらそばを食べました。関東風のだしでしたが、とてもおいしかったです。「関西人ですが、このだし、おいしい!」というと、口数のすくないご主人、うれしそうでした。



JAL-ペットとおでかけサービスとH夫妻との再会

翌日(2014年2月2日)は、成田空港から伊丹空港へ向けて、JALを利用しました。

普段はANAを利用していますが、JALの搭乗口がペットホテルがある第二ターミナルに隣接していたため、
移動の手間が省けました。

今回はちーこは貨物扱いのため、持参したハードキャリーにちーこを入れました(ペットホテルにて、翌日はハードキャリーに入れてくれるように頼みました。本猫、自ら入ったそうです。)。

ちーこは、JALのカウンターから、奥へ回され、網をかけられて、準備完了。

中年男性スタッフが、ちーこの様子をチェックしてくれました。

JALの同意書に署名し、5,000円を払って無事、搭乗準備完了。

飛行中は、「無事に大阪に到着しますように!」とただただ祈るのみ。

伊丹空港のバゲッジクレームでちーこと再会した時のうれしかったこと。

私を見つけたちーこは「ニャーン」と元気よく鳴いてくれました(私の方が早く到着し、心配しながら待っていました)。

ちーことの再会のために(3年ぶり?)、伊丹空港でスタンバイしてくれていたH夫妻、ありがとうございました。

彼らと会った時の、ちーこのリラックスぶりはすごかったです。
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差し入れてもらった生のほたてをペロッと1個平らげました。



空港リムジンバス-大きなキャリーはOK?

奈良の実家へ向かう際、空港リムジンバスを利用しました。

本来ならば、キャリーのサイズは、膝にのる大きさか足元に置けるサイズに限られているようですが、夜遅く発車時刻ギリギリに飛び乗ったこと、乗客も少なかったせいか、規定サイズより一回り大きいちーこのキャリー、お咎めなしでした(ありがたかったです!)。

奈良のバス停からは、姉の運転する車で実家へ。リラックスして超大人しかったちーこ。ところが、実家に入った途端、たくさんのネコの臭いに大激怒。それ以来、部屋にこもってます。



そんなこんなで、振り返ってみると、カンザス州のUSDA-APHISとのやりとりが最も大変だったと感じています。

それ以外は、はとこさんや他の経験者のコメントどおり、「案ずるより産むが易し」でした。



現在、ちーこはキャットタワーなし、サッシなしのすりガラスの部屋で過ごしていますが、新しい環境に適応してくれています。


かーちゃん、頑張って職探しして、ちーこと二人暮らしできるよう頑張ります!


***まだ、実家の片付け終わってないのよーん!

ちーこ「ナンデスト?」
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Commented by はとこ at 2014-03-30 07:34 x
ペットを連れての帰国は三者三様、いろんなケースがあり
それぞれ手続きも違うとは思いますが、この覚書は、きっとどなたかの参考になること間違いナシです。

煩雑な手続きをクリアして、無事帰国を成し遂げたAkiさん、
お利口だったちーこちゃん、よく頑張りましたね。
お疲れ様でした。

それにしてもデルタのグランドホステス、ムカつくな!
読んでてワナワナしました(怒)。
Commented by nekoyama88 at 2014-03-30 10:29
★はとこさま、
超長い記事を読んで頂き、感謝です。
フライト前は、いろいろと話を聞いてくれてありがとう~!
おかげさまで、無事にこの難題を終えることができました。

デルタ航空(カンザスシティ空港)のスタッフは結構良かったのに、最も大変なフライトで高圧的なグランドホステスに出会ってしまいました。現在、船便に搭載した同じサイズのリターボックスを心待ちにしているところです。
Commented by すしまる at 2018-02-15 17:33 x
こんにちは!とても興味深く記事を拝見させて頂いたとともに、最後無事関西に着かれた時はこっちも安心の感動をしてしまいました。本当に、凄い長旅だったのですね。猫ちゃん、無事で何よりです。私は現在インド在住で、今夏日本へ愛猫を連れて帰るのでハラハラしているところこの記事に辿り着いたのですが、直行便で8時間ですし、ネコヤマ様の長距離移動とは比較になりません(笑)。
Commented by nekoyama88 at 2018-02-18 22:43 x
★すしまる様

随分前の話なので、もうかなりの部分を忘れてしまっており、読み返してみて「そんな長旅だったのか」と今更ながら驚いています。夏の移動も大変だとは思いますが、安全でスムーズな旅となることを、心より祈っています!本当、うまくいきますように。…といいつつ、来月にはまたうちの猫はフライング・キャットとなります(国内移動です…涙)。
Commented by スーパーコピー時計 at 2020-07-10 06:22 x
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by nekoyama88 | 2014-03-27 13:25 | 引越し | Comments(5)

アメリカコネチカット生まれの猫と日本で暮らす


by nekoyama88