ペットシッター Kムラさんからのおたより
2020年 04月 14日
最初は、喪中はがきを送るつもりでしたが、「猫の喪中?」といぶかる人もいるだろうと思うと気が引けました。
また、命が尽きるまで、キッとしているけれど健気で、どこか面白いちーこのイメージを、受け取る人に届けるために、
プロに、写真を元にイラストを描いてもらいました。
そのカードを、松山在住の際にお世話になっていたキャットシッターの「Kムラさん」にも送りました。
その後、Kムラさんからは、音沙汰がなく、「ひょっとしたら、迷惑だったかも…」と案じていたら、
1月の終わりに、その方からポストカードが届きました。
私、これを見た時、泣いてしまいました...
イラストがちーこにソックリだっただけでなく、松山時代の楽しい思い出が、甦ったからです。
また、松山のペットシッターと東京のペットシッターを比べている自分に気づきました。
正直なところ、東京のシッターさんのことは、あまり好きになれず…(きちんとお世話してくれるちゃんとした人だったのに)
送られてくる東京でのちーこの写真は、どことなく表情が曇っていて、気持ちが顔ににじみ出ていると感じていました。
一方、松山のシッターさんは、小柄で優し気な若いおねーさんでした。
最初に顔合わせをした時から、「あ、ちーこの好みの人だ」という印象がありました。
その後、彼女には、3年間お世話になりました。
毎度、彼女から送られてくる写真とレポートの中の、ちーこの楽しそうなことと言ったら…
とある出張から帰って来た夜のことです。
ちーこが、私との間では、したことのない遊びに誘ってきたことがありました(梱包用のビニール紐での遊び)。
もしかしてと思い、シッターさんに伝えたら、案の定、彼女とその遊びに興じていたようです(笑)。
このように、ちーこは、非言語でシッターさんとの遊びを私に伝えたのでした(何かいけない遊びみたい?)。
そんなこんなで、東京のシッターさんとは、比較にならないほど、ちーこは彼女に愛着を感じ、楽しんでいることがわかりました。
それだけに、東京に引っ越してきたことを、申し訳なく思うことが時々ありました。
でも、まあ、ちーこがお気に入りのシッターさんに出会えたことだけでも良かったと、今は思っています。
また、彼女の文面に人柄が現れていて、このカードに心から癒されました。
せっかくなので、自分自身の思い出に、ここに残しておきます。
~Kムラさんからのおたより~
「とてもかわいいポストカードでのお手紙、ありがとうございます。
ちーこちゃんのお知らせに、とても驚いています。
ペットシッター中は、ちーこちゃんが私のことを覚えていてくれたのかなと感じて、
毎回のお出迎えを嬉しく楽しみに思いながら行かせてもらっていました。
自分の写真フォルダを見返してみると、頂いたポストカードに描かれてあるちーこちゃんだ!と思う画像がありました◇◇
このようなお手紙を頂けて、とてもうれしいです。
本当にありがとうございました。
ちーこちゃんにそっくりなポストカードを見つけることができたので、
このカードをお送りします。
お返事遅くなってしまって申し訳ないです。」
そうなんです。
このシッターさんの写真では、ちーこはカメラレンズの方をいつも見ていました。
私が撮影する時は、目を逸らしていたのに…
また、私にハガキを書いて下さる前に、自分の写真フォルダを見返して探して下さったことが、涙が出るほど、うれしかったです。
気持ちのこもった、でも大袈裟すぎず、やさしさを表現できる K村さん、本当にありがとうございました。
ちーこも、天国で喜んでいることでしょう。
クリスマスカード
おしまい。
by nekoyama88
| 2020-04-14 23:02
| ねこ